役を演じているという意識です。「人生も方便だ」と思っていれば
その時々で役が上手く演じられないことはあるかもしれないけれど
「自分」の全体が決定的に否定されることはない。
だってどんな自分も役にすぎないんだから。
常に一環した変わらない「私」があるべきなんて
思わない方がいい。役は永遠に続くものではないし、
自分の人生には別の役も無数にある。
夫であったり父親であったり趣味の世界の何かであったり。
兎に角、人生は方便でいろいろな役を演じ続けていくことだと
考えればどこかで失敗があったりストレスを感じることがあっても
必要以上に引きずらなくてすむんじゃないでしょうか?
落語でも真面目な人もいればどうしようもないアソビ人も出てきます。
そういったさまざまな役割の集合体が国であり社会ではないんでしょうか?
余計な人なんてこの世の中には存在しないんです。
あと「自分探し」とかありますが、もともと自分なんてないんだから、
自分探しなんてしないほうがいいですよ。みうらじゅんが言ってるように
自分逃がしをしたほうがいいです。(バックボーンがなにかは解る人には
解るでしょう。)