「よつ葉堂」思考の憩いの場として

「100歳まで健康寿命」会社員をしながら健康に関する『カラダ』『ココロ』の幸福感UPする思考法を広めていきたいです♪

最後の最後にまたイイコトいうなぁ

松浦弥太郎の「今日もていねいに」でねぇ。最終コラムには
ワタクシとの考え方がまったく一緒。いい本とまた出会ってしまった。


「自分をなくす幸せ」

僕は無宗教ですがそれでも「神さんはいない」とは言いません。
人が幸せになる方法を説いたものが宗教であってその他さまざまな宗教も言い方が
違うだけで結局は同じ事を言っているのではないかと思う。
日本人の私にとっていちばんなじみがあるのが仏教ですが、
その仏教の究極の目的「悟り」とは自分を知ることだといいます。

先人の知恵を借りるという意味でも僕は時々仏教の本を読むことにしています。
ブッタが話をしようと地面に腰を下ろすとともに弟子たちが取り囲みます。
尊い教えを一言も漏らすまいと懸命に師の下に集まるのは当然でしょう。
しかしそのときブッタは弟子を叱ります。
「お前たちが周りを取り囲んでは後ろで遠巻きに眺めている野にある普通の人々が
私の教えを聞く事ができない。お前たちはまず自分を慎み、どれほど自分を
排除できるかを学びなさい」


僕はこの話にジンと心を打たれました。毎日を丁寧にくらす先にこの教えを
自分もいつしか学び取りたいと念じました。
人は人と関わる中で自分を主張し我が出てくるのが普通です。
自分を矢面に出して自己主張し、物事を実現していく、それが人生のように思います。
争わないといっても競争しなければならないこともあるでしょう。
自分を守るために相手に立ち向かうこともあるでしょう。
しかし毎日のなかでそんな営みを繰り返していてもその先にはもっと広い世界ー自分を
なくす幸せがひらけているというのはなんてすてきではないでしょうか?

あくせく日々にまみれていても最終目的はそこにはないと知っておきたいのです。
もっと学べる自分の知らない尊い精神世界がずっと先に開いているとしたら
とても開放されたすばらしい地平を目指して、またわくわくと旅ができるのではないか。
自分を知るために懸命に生きその先に自分をなくす幸せがある。
果てしない未来が明日は待っているかもしれません。



ポイントは「先人の知恵を借りる」と「人生を旅に置き換えている所」