「よつ葉堂」思考の憩いの場として

「100歳まで健康寿命」会社員をしながら健康に関する『カラダ』『ココロ』の幸福感UPする思考法を広めていきたいです♪

幕末太陽傳

前から気になっててやっとこさ見れました。

疲弊しきった精神に魂が注入されました。
星5つです。

話は文久2年の東海道の出発点の品川宿。北の吉原、南の品川といわれた
遊郭でにぎわう宿場街のひとつ「相模屋」
金がないのに佐平次はドンちゃん騒ぎをし居残りを決め込み下働きから八面六臂の
活躍を描いた作品だ


フランキー堺の佐平次が愛くるしくって好きになりました。
逆に石原裕次郎の大根が見るに耐えられない。


ウィキペディアによると
幻のラストシーンがあるそうで
佐平次が最後、海沿いを駆け抜けるシーンではなく
墓場のセットを突きぬけ更にスタジオの扉を開けて現代の街並みを
どこまでも走り去っていくものであった。

佐平次が走り去っていく街並みはタイトルバックに登場した北品川の
風景になり、いたるところに映画の登場人物が現代の格好をして
佇み、ただ佐平次だけがちょんまげ姿で走り去っていくものだったという。

これは川島がかねてから抱いていた逃避願望が反映されたラストシーンであったが
スタッフからの大反対で実現にはいたらなかった。


このラストシーンは後々の映画人によって意識的、無意識的に再現されている。

川島と同郷である寺山修二は「田園に死す」のラストで東北の旧家のセットが
崩壊するとその後ろから1970年代の新宿東口交差点が現れるという衝撃的な
映像を作り上げた。崩壊したセットの周囲を現代人となった登場人物たちが往来するなど
明らかに川島の影響をうかがわせる。


イヤーこのシーンは衝撃的だったよねー
このぶっ飛ばされた感動で一機に寺山修司の虜になりやんした。

落語好きな人はご覧あれ。