「よつ葉堂」思考の憩いの場として

「100歳まで健康寿命」会社員をしながら健康に関する『カラダ』『ココロ』の幸福感UPする思考法を広めていきたいです♪

映画「ソラニン」を観て

「生きてるだけじゃだめですか?それを否定することはできない」



モラトリアムが長かったワタクシとしましてはこの映画に対する感情移入は
尋常ではないです。
種田の気持ちは痛いほどわかります。でも今はそんな種田をみると若気のいたりに思います。


種田にとっての社会へ出る事は刑務所に入るぐらいの恐怖感であったのでしょう。
バンドをやりながら「本当に大切なもの」を模索します。


種田「どうしようもないことかもしれないけれど、しょうじき他人と比べないと
   自分がわからないというのは悲しい。とはいえ自分で自分を全肯定できるほど
   自信もない。フリーター生活というぬるま湯の心地よさ、真剣に何かする時
   つきまとう後戻りできなくなる恐怖。時間が経つにつれ確実に減っていく選択肢」




浅井いにお にとって大人になるとは?

「ただなんとなく大人になる。それを受け入れるか最後まで抵抗するか、
それがその人の人生の大きな分かれ道」


これを意識的に決めて通ってきた人とただなんとなく大人になった人とでは
大きな差があるようにワタクシは思う。それを言い換えると「覚悟」や
「自分の人生に責任を持つ」ということであろう。


種田にとってギターを弾くとは?
ギターを弾くことによって自分が救われた。そのギターで世の中を変えたいという
初期衝動によってバンドを続けている。




種田が死ぬ直前の前の会社に頼み込んでの仕事復帰はレコード会社勤務のサエキとの出会い
で大切なものは何かを決めた瞬間だ。
種田にとっての「大切なもの」とは?
音楽をあきらめ(夢をあきらめ)契約社員として働き、芽衣子といっしょに生きていこう
ということを決めた。「ソラニン」は過去の自分との決別の歌だった。



種田に云ってやりたいこと。
社会人もそんなにわるいもんじゃないよ。ものの見方ひとつでどんな仕事も楽しくなる。
世の中がやりたい事だけやっている人ばかりだったら社会は成り立たない。
社会を構成している一員という意識があれば、時にやりたくない仕事にも
やりがいが見つかる。真剣にものごとを考えるってこんなに楽しいのに。

なにをしてても問題にぶち当たり解決策を考えて問題を乗り越える。
バンドも仕事も一緒だろう。一つの真理に突き刺さるのさ。
怖がってないで早くこっちこいよ!ってね。



ビリーが云っていた台詞がラストメッセージであろう
「たぶん俺にとって人生ってのはただ生きていくってことで
                       いいのかもな」











社会人の定義
じぶんにとって大切なものを決めて(いろいろあるけど例えば家族とか)労力を惜しまず
真剣さと覚悟で仕事場に毎日向かう。