「よつ葉堂」思考の憩いの場として

「100歳まで健康寿命」会社員をしながら健康に関する『カラダ』『ココロ』の幸福感UPする思考法を広めていきたいです♪

R.D.レノン 好き?好き?大好き?

「今のあなた」
「今のあなたの周りの人々」
「今のあなたを取り巻く環境」
「どれもずっと永遠に続くものではないわ」
「あなたの時間は常に流れ」
「あなたの世界は変化の連続でできている。なによりも、あなたの心次第でいつでも変わるものな のよ」
「これは?」
「何もない世界、誰もいない世界」
「自由の世界」
「自由?」
「なにものにも束縛されない、自由の世界だよ」
「これが、自由」
「そ、自由の世界」
「その代わりに何もない」
「僕が考えない限り」
「そう、あなたが考えない限り」
「そんな、どうしたらいいのかわかんないよ」
「不安なのね」
「自分のイメージがないのね」
「漠然としすぎてる」
「何も掴めない世界」
『それが自由』
「君の好きにしていい世界」
「けど、あなたは不安なのね」
「どうしたらいいのかわからないのかね?」
「どうしたらいいんですか?」
「不自由をやろう」
「ほら、これで天地ができたわ」
「でもこれで自由がひとつ、消えた」
「あなたは地に立たなければならない」
「だが、君は安心する」

「自分の心が少し楽になったから」
「そして歩いてみる」
「それはあなたの意思」
「これは、僕の意思」
「世界に地が存在するのは、あなたの周りの世界」
「せやけど、お前は自由に動けるんや」
「その気になれば、世界の位置を変えることもできるさ」
「そして、世界の位置も常に同じ所ではないの」
「時の流れと共に変わっていくものさ」
「君自身も変わることができる」
「お前をかたどっているのは、お前自身の心とその周りの世界だからな」
「だって、これはあなたの世界ですもの」
「あなたが捉えている、現実の形なのよ」
『それが現実』
「これは?何もない空間。何もない世界。僕の他には何もない世界。僕がよくわからなくなってい く。自分がなくなっていく感じ。僕という存在が消えていく」
『何故?』
「ここにはあなたしかいないからよ」
「僕しかいないから?」
「自分以外の存在がないと、あなたは自分の形がわからないからよ」
「自分の形」
『自分のイメージ?』
「そう。他の人の形を見ることで、自分の形を知っている」
「他の人との壁を見ることで、自分の形をイメージしている」
「あなたは他の人がいないと自分が見えないの」
「他の人がいるから自分がいられるんじゃないか。一人はどこまで行っても一人じゃないか」
「世界はみんな僕だけだ」
「他人との違いを認識することで、自分をかたどっているのね」
「一番最初の他人は、母親」
「母親はあなたとは違う人間なのよ」
「そう、僕は僕だ。ただ、他の人たちが僕の心の形を作っているのも確かなんだ」
「そう思えば、この現実世界も決して悪いもんじゃないわ」
「現実世界は悪くないかもしれない。でも、自分は嫌いだ」
「現実を悪く嫌だと捉えているのは君の心だ」
「現実を真実に置き換えている君の心さ」
「現実を見る角度、置き換える場所、これらが少し違うだけで心の中は大きく変わるわ」
「真実は人の数だけ存在する」
「だが、君の真実はひとつだ。狭量な世界観で作られ、自分を守る為に変更された情報、歪め られた真実さ」
「ま、人一人が持てる世界観なんてちっぽけなもんや」
「だけど、人はその自分の小さな物差しでしか物事を計れないわ」
「与えられた他人の真実でしか物事を見ようとしない」
「晴れの日は気分よく」
「雨の日は憂鬱」
「と教えられたらそう思い込んでしまう」
「雨の日だって楽しいことはあるのに」
「受け取り方ひとつでまるで別のものになってしまう脆弱なものだ、人の中の真実とはな」
「人間の真実なんてその程度のものさ。だからこそより深い真実を知りたくなるんだね」
「ただ、お前は人に好かれることに慣れていないだけだ」
「だからそうやって人の顔色ばかりうかがう必要なんて、ないのよ」
「でも、みんな僕が嫌いじゃないのかな?」
「あんたバカぁ?あんたが一人でそう思い込んでるだけじゃないの」
「でも、僕は僕が嫌いなんだ」
「自分が嫌いな人は他人を好きに、信頼するようになれないわ」
「僕は卑怯で、臆病で、ずるくて、弱虫で」
「自分がわかればやさしくできるでしょ」
「僕は僕が嫌いだ」
「でも、好きになれるかもしれない」
「僕はここにいてもいいのかもしれない」
「そうだ、僕は僕でしかない」
「僕は僕だ、僕でいたい」
「僕はここにいたい」
「僕はここにいてもいいんだ」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「めでたいな」
「おめでとさん」
「…」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「おめでとう」
「ありがとう」
『父に、ありがとう』
『母に、さようなら』
『そして、全ての子供達に』
『おめでとう』