「鈴木裁判」
先生(生派)が恋人とできちゃった結婚をすることになった。
しかしそれが夏祭りで生徒に知られてしまい、クラスで討議することとなった。
「どっとが正しい間違っているではなく、両方が並立する考え方もあるのではないか?」
「ただひたすらに求め合う、それこそが最高に美しく道徳的なSEXだと思う。それにはそれがかなう相手、環境そして自分自身の覚悟が伴わなければならない」
「付けてするという行為はそれらがそろわないものにただ許されているだけだ。ただ許されているだけのものが生でするものを罵倒したり上からモノをいったりすることが道徳的ではないんだ」
「一つの考え方が絶対的正義とは思ってはいけない」
「つまり、酢豚なんだ」
「嫌いな人が多いからって排除するんではなく、そういうメニューも残しておくべきだって」
「現代は多様性の時代といわれている。だが、はたしてそうだろうか?様々な価値観を選択することは許されている。しかしその結果一人一人が自分の意見に閉じこもり他人の意見に耳を貸さない。個々の胸の中は結局、偏った考えに凝り固まって貧しくなっているんじゃないだろうか?」
「一人一人がたくさんの価値観を胸に抱き、面倒でも苦しくても向かい合い葛藤し周りの価値観との共有を一生懸命、探ればときには別の道が開けてくるはずなんだ」
「大人たちは子供をみくびっている」
「新しい知識を得て新しい考え方を見つける。それは新しい人間に生まれ変わったようなもんだね」
「きっと彼らは世界が昨日までとはまったく違うものに見えていることだろう」
「その瞬間をまのあたりにすることほど教師にとっての幸せはない」
「他者を批判する事で自らを正当化する大人がなんとおおいものか」
「自分の意見を押し付けようとやっきになり相容れない意見は人格まで非難するもののなんと多い事か」
「こいつらはそんな大人よりずっとすごい」
鈴先。
小川蘇美を入れることで、はじかれて傷ついた生徒がいたんだぞ。
反省しなさい。
言葉を大切にし、人の気持ちを推し量らんで丁寧にしゃべる人が大好きだーー
このドラマに共感している人は観ながら鈴木先生になりきり、そして鈴木先生になりたいんだろうな。
あと、鈴木先生の考え方と自分の考え方が必ずしもフィットするわけではありません。思考の筋道が斬新であった為、新しい発見をした喜びです。